2013年11月
『魔女の一撃』 Nov. 29, 2013 ▲Top
 日本では「ぎっくり腰」とか、地方によっては「びっくり腰」と呼ばれ、欧米では「魔女の一撃」 と呼ぶ急性腰痛症は、身の回りでも多くの人がその痛みを体験している。腰痛とは腰背部に疼痛が 起こることである。一般に腰背部が痛む場合は後腹膜臓器の障害、運動器、皮膚の障害、椎間関節の 捻挫などが考えられている。後腹膜臓器の内科的な疾患の場合は、重篤な場合が多く腰痛を感じたら まずは内科的な疾患を疑う事が先決だ。後腹膜臓器の疾患の場合は、安静にしている時でも痛み、 体を動かしても痛みは軽減しない。例外的に膵炎の場合は丸まると楽になる。運動器の疾患の場合は 体を動かすと痛むのが特徴である。整形外科医に腰痛を訴えて、外来受診をする患者は非常に多い。 しかし発症時の症状が強烈な割に、予後の経過は良好で1週間で約半数が、2週間から1か月で約9割が 回復してしまうのが特徴である。

『太陽の直径』 Nov. 28, 2013 ▲Top
 日頃、我々の生存を支えてくれている太陽は、あかりと暖かさを只で提供してくれる ありがたい恵みです。この太陽は一体どのくらいの大きさなのか興味深い。国際天文学連合 が1891年に測定し発表している数値は、半径が69万6000キロとされている。その後、月周回 探査機「かぐや」等が宇宙から太陽の大きさを測定しているが、測定値はバラついていた。 2012年5月21日、金環日食を利用して、天文学者らで作られた「金環日食限界線研究会」が、 高い精度で太陽の大きさを測定した処、太陽の半径は69万6010キロで誤差は10キロであった。 この時測定に使った方法は、金環日食の際に太陽と月の縁が重なるときに、月の表面の凹凸 を反映して金環が途切れて光りの粒(ビーズ)になる現象をベイリービーズと言い、正確に 測定することが出来るのだそうです。

『酒から胃を守る』 Nov. 22, 2013 ▲Top
 これからの年末年始には酒を飲む機会が多くなる。昔から、酒を飲む前に牛乳を飲むと胃壁に 牛乳の膜ができて胃を守ると言う話を信じてきた。実はこれには医学的な根拠は全くないという。 最近、バルセロナ大学の研究で、イチゴが胃を守り胃潰瘍の形成を遅くするのを助けるという驚きの 事実を明らかにした。実験はマウスを使い、アルコールを与える前、10日間に渡ってイチゴエキスを 食べたネズミの胃粘膜は、ごく軽い損傷で済んだ。マウスは僅かな胃潰瘍化が確認されただけとのこと。 この実験から分かったイチゴとアルコールの関係は、イチゴを食べてアルコールによる酔いが軽くなる ということではなく、イチゴにはアルコールによる有害な影響から胃を保護する分子の存在が判明した という。今日からは飲み会の前には、牛乳を飲むのではなく、イチゴを数粒食べることを推奨します。 他に日本では酒を飲む前に柿を食べると悪酔いしないという話もあります。柿には糖質、カロテン、 ビタミンC、カリウム、植物繊維などが豊富で、ポリフェノールの一種であるタンニンも豊富で、 ストレスに負けない体を作り、酷使される肝臓もいたわってくれるのです。

『亀田興毅』 Nov. 20, 2013 ▲Top
 19日の孫正五との対戦は、見ていて判定では亀田興毅の負けと感じた。試合が終わり 判定の時間が異常に長引き、延長されていたTV中継時間も時間切れ、判定結果が判らぬ まま、次の番組に移ってしまった。試合前アウエーの会場にも関わらず亀田は、いつもの 通り生意気に不敵な顔をしてリングにあがり、まだ国際試合で実績のない相手を最初から 舐めきっていた。試合開始のゴングに亀田は足を使ってヒット&アウエーの戦法で、時々鋭い ジャブとフックで攻め、直進してくる相手をあしらっていた。パンチは相手の脇腹を狙う ボデーブローを主として打っていたが、このパンチは最終ラウンドまで相手に効いたという 印象はなかった。10回には左フックでダウンを奪われた。それ程相手のパンチも強かった。 亀田のパンチもたまには当たっていたが、手数では相手も負けずに打ち返し、亀田は両目に 傷を受けチャンピオンにふさわしくない無残な顔になっていた。結果判定は僅差で勝利したが、 常に憎たらしく強がりを言う亀田兄弟には恥ずかしい試合だったことは否めない。

『マヨネーズ』 Nov. 18, 2013 ▲Top
 我が家では、マヨネーズは食卓にいつもそのまま置かれている。通常食品類の長期保存には、 冷蔵庫かせめて冷暗所が当たり前と思っていた。しかし食品メーカーの解説によると、冷蔵庫 で保存するには温度が下がりすぎない場所で保存してくださいと書かれている。マヨネーズを 保存するには、実は室温が一番よい様なのである。マヨネーズは卵の黄身に酢と塩、植物油を 加えて乳化させて作られている。保存には冷蔵庫に入れた方がいいように思えるが、実は、室温 10〜30度がもっとも乳化状態が安定しているのだ。それ以上でも以下でも乳化状態が不安定になり、 分離し易くなる。分離すると成分が別々になり、酢の殺菌力が全体に行き渡らなくなり、油も 酸化します。一度分離したマヨネーズは、たとえ攪拌しても元の状態には戻らないので、使用は 止めることです。従って日の当たらない所で室温保存が一番いいのです。

『目の糸くず』 Nov. 15, 2013 ▲Top
 何気なく目を擦ったりすると、何か半透明の糸くずの様な物が浮いて見えることがあるが、 そんな経験はありませんか。糸くずに見える正体として考えられるのは目に付いたゴミと言えるが、 実は目から「出てきた」ゴミと言うことになる。専門的に言うと、眼球の毛細血管から放出された 赤血球の残骸なのです。従ってその糸くずは目の角膜を漂っているのではなく、もっと奥、眼球 内部の網膜あたりに浮遊しているもの。放出された赤血球は同時にヘモグロビンを失って半透明に なる。これらが連なったものがあの糸くずに見えるもの。この糸くずは年をとるほど数が増えると いわれ、おそらく網膜の血管が老化して、赤血球の放出量が多くなる為だと考えられている。

『老人ボケ』 Nov. 10, 2013 ▲Top
 私の年齢も、あと1年と少しで80歳を迎える年になった。最近自分で感じることは年々ボケが 進み、記憶力が衰え、人の名前をなかなか思い出せなくなった。また車でドライブしていて以前 走ったことがあるはずの道路を忘れて思い出せず、ナビが無いと目的地に行けなくなったことだ。 人の脳細胞は140億個と言われるが、20歳を過ぎると1日10万個ずつ死滅してゆくと言う。しかし 140億個の脳細胞の内、実際に機能しているのは僅か40億個で、50歳を過ぎると1/4が死んでしまう。 ただ、常に新しい情報を取り入れ脳を活性化させると、眠っていた細胞が生き返り、1日10万個 以上が復活しボケが解消し、時には進歩すら出来ると言う。ボケないためには、刺激的な困難 を体験し、それを乗り越える勇気と努力をすることがボケ防止に役立つ。最近、老人の生活が 豊かになり過ぎ、苦労が少なくなってきたことがボケの原因につながっているようだ。 ボケ防止には、絶えず前向きな目標を持ち、脳と体を使って達成する努力を続けることだろう。

『中国の大気汚染』 Nov. 7, 2013 ▲Top
 中国で肺がんと診断を受けた8歳の女児がいることが分かった。中国メディアによると微小粒子状物質、 通称PM2.5による大気汚染による可能性が高いと言う。肺がんと診断された女児の家は道路に面していて、 診断した医師は、長期にわたって自動車の排ガスなど有害物質を吸い込んでいたことが原因だと指摘した。 これにより他の地域の一般市民にも健康不安が広がっている。報道ではこの女児が「中国本土で最も幼い 肺がん患者となった」と報じている。中国メディアは急速な都市化と工業化がもたらす展開が、世界で最も 深刻な汚染問題を生んでいると指摘し、この汚染が肺がんや呼吸器疾患が増えている原因だとしている。 北京では有害な濃霧が発生する日が増え、最近の10年に肺がんの死亡者数は56%増えたという。北京市衛生局 によるとがん患者の5人に1人は肺がんで、男性のがんによる死亡では肺がんが一番多いと発表した。 環境保護省は深刻な大気汚染が予想される時には、小中学校や幼稚園を休校や休園にするよう全国に通知している。

『タバコの吸殻』 Nov. 6, 2013 ▲Top
 最近は色々な方法でタバコの害を訴えて、公に人の集まる場所では、灰皿をなくして禁煙を 強制するような対応が増えている。レストラン等でも、喫煙席を特定して嫌煙者を気遣った席を 設けているところも増えている。私も50年前迄は喫煙していた事があり、喫煙者に一方的に厳し くは言えないが、路上での吸殻処理は、最低限必ず足で踏み潰し、火を消すことには気をつけて いた。せめてそれが最低限のマナーだと思い、道路脇の排水溝のグリーチング等に捨てるのは、 防火上も良い処理方法だと思い込んでいた。最近、路上で喫煙している若者の吸殻処理法で、 もめたことが有る。私の注意で彼は排水溝にタバコを押し込み、火の始末が出来たと思って去って いった。あとで、排水溝の中を覗いたら、他の人の捨てた吸殻も中に相当溜まっていた。考えて 見ると路上に捨てられた吸殻は、拾うか掃除すれば始末が出来るが、蓋で塞がれた排水溝に詰まった 吸殻の掃除は、路上のポイ捨てよりもっと厄介な問題だった。

『山本太郎』 Nov. 2, 2013 ▲Top
 先日の園遊会で、参議院議員の山本太郎が天皇陛下に手紙を渡したことが世間で大きな話題になっている。 この問題で、天皇陛下に山本議員が手紙を渡した真意を確認すると、東北地方では「子ども達の未来が危ない。 健康問題も出ています。また労働者も、酷い労働環境の中働かされています。この手紙に実情がありますので 読んでください」と話して渡したと言う。しかしこれを受け取った天皇陛下には、山本議員が期待するような 政治の仕組みや、問題の解決が出来ると考えて居たのだろうか。天皇陛下は国民の象徴で、政治に関わる立場 ではない事は子供でも知っている。むしろ山本自身は国会議員として、本来その問題を真摯に取り組んで解決 していく義務があり、本分を放棄して天皇陛下に訴えることは全くのお門違いでナンセンスな事である。もし 天皇陛下がこの手紙を読んでも、どうする事ができると言うのだ。3.11災害で東北の復興が遅れていることに 対し、陛下は皇后と共に何度も現地に足を運び被災者をねぎらい、復興のご心配をされているのだ。むしろ 山本の様に、自分の本業も全うしない政治家には失望されていることだろう。罰として一刻も早く山本を国会 議員から辞めさせて、自らが現地で這いずり回り、陛下に代わって困難な問題の解決を図らせるべきである。

『赤飯』 Nov. 1, 2013 ▲Top
 私の小さい頃は、おめでたいことがあると、母は必ず赤飯を炊いて祝い事をしていた。よく女性に初潮が 来ると、子供を生むことが出来る一人前の女性になったと、赤飯を炊いて祝っていた。同じように子供の 誕生祝いやお祭りにも赤飯はつき物だった。古くから赤い色には邪気を祓う力があるとされ、例えば墓室の 壁画など呪術的なものに赤い色が使われてきた。赤飯を炊く米は、もち米のみを使い蒸し上げるのが正式だが、 仕上りがべたつきやすい為、うるち米を1-2割混ぜるとべたつきが抑えられる。小豆は事前に水に浸して吸水 させた後、下茹でしておく。豆の色素が溶け出し赤く色のついた煮汁を冷まし、米を浸して赤飯の色付けと する。なお、煮汁を冷ます時に柄杓で掬い、上から何度も落とすようにして空気に触れさせると、煮汁の 成分が酸化されて赤味の発色が良くなる。食べるとき赤飯にゴマを乗せるのは、白いご飯を赤くしたことを 神様にゴマかすためと言われている。同じ質量の一般的な白飯と比較してカロリーは約1.5倍程度高くなり、 銅、たんぱく質、亜鉛などの栄養素が非常に高い。特に銅、たんぱく質は白飯よりも2倍近い栄養価があり、 でんぷんの一種であるアミロースが少ないので腹持ちが良いとされている。

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